滝(73):群馬県草津町・嫗仙の滝①(2012年5月6日撮影)2012年05月22日

 撮影旅行の紀行に戻ります。「めがね橋」を観た後、国道146号線を北上して国道292号線で草津町に入りました。この草津町には景勝地が多く、昨年7月にも訪れている所です。前回、探し回っても道端の案内板がなく見つけることができなかった「嫗仙の滝」が一番の狙いです。

 まず、道の駅・草津で「草津温泉タウンマップ」をもらって、じっくり経路の検討です。案内所での話では、「創価学会の道場」の前を進めば滝の駐車場に辿りつけるとのこと。
お蔭で今回は一発で駐車場に着きました。ところが空の雲が急に多くなり、滝への入口に備えてあった杖を借りて急いで滝に向かいました。

 今回、ここで恐怖に慄く思いをしました。滝を目の前にした所にたどり着いたとき、急に大雨が降り出し、直ぐに雷の大きな轟です。(この頃、茨城県で竜巻が発生して大災害)

 急いで滝の撮影に7枚シャッターを切りました。生憎、滝の前には大きな木が倒れ落ちていたので滝壺近くで撮影したかったのですがその余裕はありません。


 雨の中の帰り道では雷の轟がだんだん大きくなり、光ってから1~1.5秒で頭上に地響きするような轟の連続です。駐車場に無事つけることを祈りながらの下山でした。このときほど駐車場に着くまでの時間が長く感じられたことはありません。雨にぬれた落ち葉のある山道は滑りやすく、入口でお借りした杖がどれだけ助けになったかわかりません。無事、どうにか駐車場に戻ることができてホッとし、この杖に感謝・感謝!!です。駐車場に着く頃には雷は去り、青空が見えだしておりました。帽子から靴まで体全体がずぶ濡れなのですべて着替えです。

 結果としては、この大きな倒木がなく、晴天であれば美しい滝を撮影できたのですが残念です。しかし、どうにか滝を見つけて撮影できたのだからヨシとすべき。次回、機会があればその美しい姿を撮影したい。

 「嫗仙の滝」の後、同じ草津町にある日本の滝百選の「常布の滝」を訪れる予定でしたが、今回の恐怖を味わい挑戦の意気込みが崩れました。






D300、AF-S VR 18-200 F3.5-5.6