湖・池(14):群馬県草津町・白根山湯釜①(2012年5月6日撮影)2012年05月23日

 「嫗仙の滝」の撮影を終え、疲れと空腹を癒すために、とりあえず道の駅・草津に戻り、レストランで食事と休憩を摂りました。店員に「白根山湯釜」の山開きを伺ったところ、5月から山開きでGW始めには多くの観光客が来ていたとのこと。

 休憩を終えた頃、風が非常に強くなってきたので思案しましたが、白根山へ車で登っていくことにしました。山頂に近づくにつれて霧が濃く、小雨も混じりだしました。どうにか
「湯釜」に一番近い第一駐車場に着いたのですが、この時には雪が少し降ってきました。
駐車場の入口で係員から「ノーマルタイヤなので雪が本降りになったら直ぐに下山ください。」とのこと。

 駐車場には車が7台、霧・雪混じりの小雨が良くなるのを待つことにしました。待つ間に「湯釜」へ行っていた観光客が下りてきて、次々に車で下山していきます。小雨は降り続いていたが、霧が少し良くなったのでレインコートで「湯釜」へ登り始めました。時を同じくして、1台の観光バスからも添乗員の案内で観光客達が登り始めました。

 「湯釜」の展望所にたどり着いた時は、霧が深く山下から風が吹上げ、全く「湯釜」は見えない状況でした。添乗員の説明であのあたりが湯釜と指を指していました。観光バスには予定があり5分程で観光客は降りて行きました。私と他の夫婦だけの3人が名残惜しく残っていたところ、10~15秒間だったでしょうか幸運にも霧が薄れてはっきりエメラルドグリーンのきれいな「湯釜」が見えました。素早くシャッターを切っていると直ぐに霧の中に隠れてしまいました。待ち続けた甲斐があって幸運を掴めました。

 草津と志賀を結ぶ国道292号線の中間地点にある白根山は、標高2161mの活火山、山頂の火口湖が「湯釜」で、直径300m、水深30mで美しいエメラルドグリーンの火口湖を静かにたたえています。








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