海岸(21):熊本県宇土市・御輿来海岸①(2011年5月2日撮影)2011年05月19日

 実は前日の夕刻に一度この御輿来海岸に来ています。

夕方の干潮時になると2km以上の沖合いまで海底が現れ、美しい砂の曲線が浮かび上がる情景を想定して来たのですが生憎満潮に近い海面でした。

 大阪の家内に電話してインターネットで御輿来海岸の干潮時刻を調べてもらいました。今日の干潮時刻は14:30だったので正午前に海岸に来ました。

 既に海岸は潮が引き始めていました。天気が良く、適度の風があれば美しい砂の曲線模様が浮かび上がってくるのでしょうが、今日は直線の模様でした。黄砂が発生しており、彼方の海面と空の境が無くなって区別がつかない状況でした。

 300mほど潮が引いた頃には、この近辺の方々でしょうか、長靴をはき、鍬とカゴをもってマテ貝を採りに来られています。

 機会があれば天候、夕方の干潮時刻、適度の風を確認の上是非来たい所です。

 この「御輿来海岸」の名の由来:
4世紀の中頃、景行天皇が九州遠征をされた際、洗濯岩と干潟模様の美しさに見とれて、しばらくの間、御輿(天皇の乗られるかご)を止めて休まれ、それからこのあたりを“御輿来”と呼ぶようになったと伝えられている。




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