城(19):長崎県平戸市・平戸城①(2013年5月29日撮影)2013年06月26日

 平戸公園から県道19号線に移って直ぐにある「平戸城」に寄りました。平戸市は、長崎県北西部の平戸島とその周辺区域とする市で長崎県と九州本土の市としては最西端に位置する都市です。旧平戸藩松浦氏の城下町で、鎖国前は中国やポルトガル、オランダなどとの国際貿易港でした。

 「平戸城(別名:亀岡城)」は、平戸藩主松浦30代雄香公棟により宝永4年(1707年)の築城によるもので、山鹿流の設計による日本唯一の平山城である。天守閣からは「平戸大橋」や街中の「オランダ商館」が望めます。

 「平戸オランダ商館」は、1609年に設立された貿易拠点で、江戸時代初期の日本の対外政策を考える上で重要な存在でした。平戸では比較的自由な貿易活動が行われていました。しかし、鎖国政策により1641年に長崎出島への移転を命じられ、約33年の平戸時代は終焉を迎えました。1639年に復元された建物は巨大な石造倉庫であり、日本で初めての洋風建造物です。







<平戸オランダ商館>


D800、SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD A007