滝(1):三重県熊野市・布引の滝②(2011年6月29日撮影)2011年07月06日

 「丸山千枚田」を撮影した後、近くにある「布引の滝」へ向かいました。国道311号線に戻り、更に北上して県道780号線に入って進むと日本滝百選「布引の滝」に至ります。
 棚田と合わせて滝を撮影するきっかけになった最初の滝がこの「布引の滝」でした。家内の実家の串本町に近く、「丸山千枚田」「那智の滝」「橋杭の岩」など撮影対象になる景色が多くよく訪れます。
 前回は道路からのみの撮影だったので、今回は滝壺まで降りて滝を見上げながら撮影しました。また、神戸市の「布引の滝」に似て3段になっています。




         「布引の滝」より手前にある「荒滝」

D700、SIGMA24-70D F2.8EX DG

滝(45):和歌山県新宮市・桑の木の滝①(2011年6月30日撮影)2011年07月07日

 ハスかヒマワリの撮影と思っているのですが、ドシャ降り混じりの雨が続いているので出かけるのを思案しています。家内が言うには、七夕の日は今まで雨の日がほとんどらしい。

 「布引の滝」の撮影を終え、翌30日は国道42号線の新宮より国道168号線に入り日本の滝百選「桑の木の滝」を訪れました。国道168号線から側道に入り、滝入口から苔の多い小路を歩いて15分程で滝にたどり着きます。

 「桑の木の滝」は高田川の支流桑の木渓谷にかかる幅8m、落差21mの男性的な滝です。日本の滝百選の中では比較的規模は小さいが、岩肌が変化に富んでおり水の流れが非常に美しいので見ていると癒されます。滝壺からの渓流には岩間にツツジがけなげに咲いていたので撮影しました。





D700、SIGMA24-70D F2.8EX DG

渓谷峡谷(5):南紀・瀞峡①(2011年6月30日撮影)2011年07月08日

 「桑の木の滝」から大阪への帰途に入っているのですが、以前から話のネタにもと思っていた「瀞峡(どろきょう)」を船で観光しました。志古~瀞峡~志古(約2時間)を高速のウォータージェット船で進みます。料金は3,340円と少し高いですが、乗客6人、乗務員2人だったので納得しました。家内が以前に乗った時はプロペラ船だったとのこと。

 「瀞」の意味を知らなかったので調べてみると、「河川の流れの中で、水が深くて流れが緩やかな所」とありました。まさに瀞峡の景観そのものです。

 「瀞峡」は、和歌山県・三重県・奈良県を流れる熊野川水系北山川上流にある渓谷。吉野熊野国立公園の一部。上流から奥瀞、上瀞、中瀞、下瀞と呼ばれ、下瀞は瀞八丁の名で特に有名で、巨岩、奇岩、断崖が続く圧倒的な渓谷美は古くから名勝とされています。この時期、下瀞の川の両岸には鮎を釣る人達を多く見ました。






D700、AF-S VR 70-200 F2.8

滝(46):奈良県十津川村・十二滝①(2011年6月30日撮影)2011年07月09日

 今回の撮影旅行の予定を終了して国道168号線を北上して帰宅します。国道168号線は、和歌山県新宮市を起点とし、奈良県十津川村、五條市を経由して、大阪府枚方市を終点とする一般国道です。今まで南紀への往きには利用し、帰りは高速道路の阪和道路を利用していました。

 何度か国道168号線を南下しているのですが、道路際のこの「十二滝」には気づかずにいました。今回は北上だったので気づいたのか、今までは滝の水が枯れていたので気づかなかったかもです。

 「十二滝」は約90mと十分な高さがありますが、水量は多くなく、物静かな印象です。十津川村の七色、和歌山県との県境から約2kmほどの場所にあります。

 午後3時に自宅に戻りました。今回の撮影旅行は非常に暑く、疲れました。

滝(47):滋賀県高島市・八ッ淵の滝①(2011年7月12日撮影)2011年07月13日

 昨日の「箱館山ゆり園」での撮影を12時半に終え、同じ市内にあり約20km離れた日本の滝百選「八ッ淵の滝」へ向かいました。国道161号線を少し大津方面へ戻り、右折れして畑勝野線を「ガリバー青少年旅行村」に向かって進みます。「八ッ淵の滝」はこの村の奥にあります。この畑勝野線は日本の棚田百選「畑の棚田」があり、何度か通っている道です。

 「淵」の意味は、川などの水が淀んでいる深い所です。滝が落ちる下には滝壺があり、淵の様相を呈しているのが一般です。だから、この「八ッ淵の滝」は8つの淵と滝の対を観てくださいという意味でこの名を付けたのでは?

 この「八ッ淵の滝」を観賞する道は、今までに経験したことのない登山道そのものでした。
出来る限りどの滝も撮影したく、案内板に表示されている「破線の2つの険しい登山道」をどちらも登りました。リュックサックを担ぎ、肩掛けの三脚を持参していたので、片手で鎖を掴む登山になり大変でした。特に道がない斜面を登るときは、鎖を掴みながら何度か足が滑りました。大変な登山でしたが、撮影し終え、撮れた写真を観てのその充実感は得難い経験です。

 最初の破線の登山道には「魚止の淵」「障子ヶ淵」の2つの滝をとるために2時間を要する険しい登山道でした。だけど、今回はスポーツドリンクと飴を持参していたので頭がふらつくこともなく登山ができました。結果として八つの淵・滝のうち6つを撮影できたが、「唐戸の淵」と「七遍返しの淵」の2つは撮影できず終いです。

 「大摺鉢」で撮影していると、NHKの撮影班8名がビデオ撮影のために登ってきました。
高価なビデオカメラなのでそれは大事に手渡しされていました。

 「貴船ヶ淵」の撮影を終える頃には4時半の時刻になり、空が黒くなり、時折小さな雷音がするようになったので急いで安全な遊歩道を引き返しました。駐車場にたどり着くと同時に雨が降り始めました。7時半の帰宅です。

                      「八ッ淵の滝」案内板

                       鎖の付いた登山道

                          魚止の淵

                           障子ヶ淵

                           大摺鉢

                   大摺鉢の下流に咲く山あじさい

                           小摺鉢

                    小摺鉢の先に立つ注意書き

                          屏風ヶ淵

                           貴船ヶ淵

D300、AF-S VR 18-200 F3.5-5.6