桜景(26):山梨県身延山・久遠寺のしだれ桜①(2013年3月26日撮影)2013年04月02日

 3月26日から静岡・山梨県へ「桜と富士山」のテーマで撮影に出かけ、今日の正午に帰宅しました。ほとんど青空と富士山を観ることなく、今後も天候が悪いようなので諦めての帰宅です。
 朝7時半に自宅を出発したのですが、名神高速道路の栗東・草津間で乗用車とトラックの衝突事故と道路補修工事による片側通行により渋滞がたび重なり、身延山に着いたのは午後3時半頃でした。富士山を期待してロープウェイで身延山山頂に登ったのですが観えず、最終5:00のロープウェイ便で下山しました。
 久遠寺境内には2本の樹齢400年を超える「しだれ桜」があり、1本は祖師堂の前を彩るように薄紅色に咲き誇り、もう1本は客殿の前に枝を支えながら花を咲かせています。どちらも満開時期を少し過ぎていました。境内には「しだれ桜」が多く、これから訪れる他の所には子分けされた「久能山の子しだれ桜」が有りました。

                  祖師堂前 の樹齢400年超のしだれ桜

        客殿前 の樹齢400年超のしだれ桜

           開基堂前のしだれ桜


D800、SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD A007

橋(23):山梨県大月市・猿橋①(2013年3月27日撮影)2013年04月03日

 山梨県に来る途中の東名高速道路沿いには桜が満開で暖かい日和だったのですが、山梨県に入ると最低気温2~3℃、最高気温11~13℃の寒い日が続きました。それ故、河口湖湖畔の桜はまだ固いつぼみの状態です。青空もなく、富士山も拝めず、致し方なく大月市の「猿橋」に向かいました。
 山梨県大月市猿橋町の桂川にかかる「猿橋(さるはし)」は、山口県の「錦帯橋(きんたいきょう)」、徳島県の「かずら橋」と並ぶ、日本三大奇橋の一つであり、昭和7年に名勝指定を受けています。その構造形式は、「肘(ひじ)木けた式」と呼ばれ、橋脚がなく、両岸より張出された四層の桔木を支点とし、上部構造を支えているものです。今回で三大奇橋のすべてを訪れました。







D800、SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD A007

桜景(27):山梨県北杜市・山高神大桜①(2013年3月27日撮影)2013年04月04日

 曇り空では富士山を観ることはできないので、有名な桜を観に周ることにしました。最初に日本三大桜の「山高神代桜」です。
 「神代桜」は山梨県北杜市武川町山高の実相寺境内にあるエドヒガンザクラの老木です。国指定の天然記念物であり、名称は「山高神代桜」で、樹齢は1800年とも2000年ともいわれている。老桜の周りは広くワラで覆われ、生存維持に苦労されているのが伺えました。

日本三大桜:三春滝桜(福島県)
      山高神代桜(山梨県)
      根尾谷淡墨桜(岐阜県)



D800、SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD A007

桜景(28):山梨県韮崎市・わに塚の桜①(2013年3月27日撮影)2013年04月05日

 北杜市の「山高神代桜」から車で約15分の韮崎市神山町に「鰐塚の桜」があります。「鰐塚の桜」は、韮崎段丘のほぼ中央のこんもり盛り上がった鰐塚の上にある。樹齢約320年、樹高約17m、根回り約3.4m、枝張23mの若くて元気なすばらしいエドヒガンザクラでした。
 天気が良く、春霞がなければ、雪をかぶった八ケ岳と一緒にいい写真が撮れるのですが・・・。





D800、SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD A007

桜景(29):山梨県甲州市・慈雲寺のイトザクラ①(2013年3月27日撮影)2013年04月06日

 この日の最後に、韮崎市から東進し甲府市を通過して甲州市塩山にある「慈雲寺のイトザクラ」を訪れました。市指定の天然記念物であるこのイトザクラは、エドヒガンの変種で樹齢320年とも言われています。
 寺の門を潜って目にしたイトザクラは、それは枝を四方に垂らし、淡紅色の糸が垂れるような形で、荘厳華麗な様でした。高さは14mほどあり、樹形の美しさに撮影を忘れてしばし見とれていました。


D800、SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD A007